ただ歩く

 ぼくにとって、スペイン巡礼の旅とは
純粋に”歩く”ためのものだ。
もちろん、サンティアゴ・デ・コンポステーラを
ゴールと設定してはいますが、
それ以上に歩くこと自体が最も大きな目的。
ー800キロもなぜ?と、
尋ねられればその返答を一言で
表すことは難しい。
しかし、”ただ歩く”という行為を
黙々と続けていると
”ただ歩ける”ということが
とてつもない奇跡であることに気づく。
すると、目に映るささやかなものにも、
素直に感謝することができるようになる。
旅は失いかけていた何かを
取り戻すためのものだろうか。

 巡礼の道を歩いていて出会った旅人たちの中には
靴擦れで苦しんでいる人も多く見られた。
何しろ、歩く距離が長大だ。
ちょっとした靴擦れだと思って過信していると、
痛みは深刻なものとなり得る。
ぼくは巡礼に出発する前に本番想定でバックパックを
背負って近所でリハーサルをしてみた。
意外と靴擦れが起こりやすいのは、
下り坂だと知った。
何か、対策はないかと
いろいろネットで調べていたら、
この皮膚保護クリームを見つけた。
毎朝、靴を履く前に足に塗って5分ほど待つと、
保護膜が形成され、靴擦れを防止してくれる。
これは優れものだった。
おかげで、累計600キロを歩いたところですが、
足にトラブルはない。

https://amzn.to/2Wes5d1