スペイン断章

トレド

 スペインに関する作品を多く残している

作家・堀田善衛さん(1918〜1998)は

スペインに住む動機について

「スペイン断章」の冒頭部分でこう言っています。

ーこの国ほどにも、どこへ行っても、

重層をなす「歴史」というものが、何の粉飾もなく、

あたかも鉱脈を断層において見るように

露出しているところが、他にあまり

例がないのではないか・・・と。

”何の粉飾もなく”というところが、いい!

ぼくが、スペインを何度も訪れてしまうのも、

まさにこれだからだ。

1000年以上の歴史を持つ巡礼路(800キロ)を

自らの足のみで歩き切る。

過去と現在が共存する世界、

数百年前の巡礼者の影とともに

聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す。

4年連続の分割巡礼の旅も今年がラストスパート。

10月後半に出発。