行けども行けども、ぶどう畑

リオハのぶどう畑

 秋にスペイン巡礼の道を歩くのは最高だ。
フランスのサンジャン・ピエド・ポルを出発し、
ピレネー山脈を越えれば、そこはもうスペイン。
目指すゴールのサンティアゴ・デ・コンポステーラは
800キロ先。
道はイベリア半島上部を東から西に続き、
ナバラ州、ラ・リオハ州、
カスティーリャ・イ・レオン州、
そしてガリシア州の4州をまたぐことになる。
ナバラ州の州都は、ヘミングウェイの”日はまた昇る”の
舞台でもあるパンプローナ。
ここは”牛追い祭り”でも有名だ。
ヘミングウェイもマス釣りで釣り糸を垂れた
森を抜けると、ラ・リオハ州に出る。
リオハはスペインでも有数のぶどう産地。
行けども行けども、巡礼の道の先にぶどう畑が広がる。
いけないとは思いながらも、
その熟した房をついつい失敬してしまう。
こんなに深い味わいを持ったぶどうは、
生まれて初めてだ・・・。
これだから、秋のスペインはやめられないのだ。