逆にダメ?

 いつも、レッスンではなるべく
生徒さんのやりたい曲を積極的にとりあげています。
リズム、音階、アルペジオのトレーニングや
簡単な音楽理論はどんなジャンルにも
必要なので、これら基礎的な学習と並行しながら
好きな曲を練習すれば楽しく上達できるからです。

 秋の演奏会(今年は9/4)でも、
生徒さん自身に、ステージで弾きたい候補を
何曲かあげてもらって、
相談しながら決めていきます。
ぼくは基本的には、生徒さんが
「これ、やりたい!」といった場合、
ほぼほぼ
「いいよ!」と言います。
たま〜にその生徒さんにとって
ちょっと難し過ぎると感じた時は、
「もうちょっと、段階を踏んで、
この曲とこの曲をやってからにしようね・・・」
なんて、やんわり言ったりすることもありますが。

 演奏会で弾くための選曲は、なかなか悩ましい。
難し過ぎれば弾くのが精一杯で
心を込めた表現まで届かなかったり。
逆に、心に余裕を持ってパフォーマンスが
できるからといって易し過ぎるものを
選べば新しい収穫が少なかったり。
モチベーションと、学習効果を
両立させる選曲ができるようになるには、
やはりある程度のステージ経験も
必要となってきます。

 先日、この選曲相談で久しぶりに
ある生徒さんに「ダメー」と、
言いました。
「この曲は易し過ぎる・・・」と。
これは成長の証し、
喜ばしい部類の「ダメー」でした。