11月のある日



 ”11月のある日”はキューバの作曲家、
レオ・ブローウェル(1939~)の作品。
作風は前衛的なものから、この曲のように
ロマンティックなものも少なくない。
ぼくは、独自の進化を遂げたキューバ音楽を
体験したくて彼の地を2度、旅した。
首都ハバナは
スペイン植民地時代、アメリカ統治時代の
建築物そのままに時がとまって、
色あせた古い写真のようでしたが、
郷愁漂うなんとも絵になる街だった。
細い石畳の路地をさまよえば、
そこかしこから
キューバ音楽の礎となった古いソンや、
踊り出したくなるような
シンコーペーションリズムの
サルサが流れてくる。

 キューバは1511〜1902年の間、
スペインの植民地となり、その後
米西戦争をへて1902〜1961年を
アメリカの統治下となった。
そして、アメリカからの独立。
キューバ革命以降は、アメリカとは
長きに渡って国交断絶状態が続いていた。
その状況が動いたのは、2015年。
当時のオバマ政権は、国交正常化にむけて
舵を切ることにしたのだ。
しかし・・・。
喜びも束の間、アメリカはトランプ政権へ移行。
キューバへ多くの制裁を、再開した。

 今回、アメリカ大統領選で、トランプに
勝利したバイデン。
この人は、オバマ政権時の副大統領だった。
トランプが、ホワイトハウスを去ることになって、
キューバ人は大喜びしているようだが、
バイデン大統領への期待も大きいだろう。
ぼくがキューバの旅で出会った
キューバ人たちはみな親切で、
彼らには、たくさん助けられた。
また、キューバに行きたいな。