真夏に鍋物?


 我家で、カセットコンロを使うのは年、
数回でしょうか。
もっぱら、寒い時期に水炊きだったり、
ちょっと贅沢して、すき焼きとかを家人と囲む。
そういえば、子どもの頃、母の作るすき焼きは
牛肉ではなく豚肉だった。
出身地である北海道の地域性か、
時代的なものか、はたまた家庭の経済的事情か・・・。
とにかく、ぼくにとって、すき焼きとは豚肉を
使った料理のことをさした。
牛肉のすき焼きなどというものを口にしたのは、
東京に出てきてから、
しかも、だいぶ大人になってからのこと。

 さて、この真夏に、鍋物で我慢大会をやるために
台所の奥に収納しておいたカセットコンロを
ひっぱり出してきた。
と、いう訳ではもちろんないが、
最近、カセットコンロを頻繁に使っている。
ぼくの生徒さんで、コーヒーにハマっている方がいて、
自家焙煎までやっているという。
ぼくも、コーヒーは大好きだし、
いろいろ手作りするのが元来、嫌いではない。
数年前は、自宅のサロンコンサートの余興で
生徒さんたちと手作りソーセージなんかもやった。
腸に肉をつめる注入器も買って、肉と脂の配分も
事前に研究した。
本物の羊の腸にスパイスで味付けした
肉を、ムニューっと流し込んでいく作業は
なかなかに楽しく
それを、ボイルし、さらにスモークしたりと・・・。
手間はかかるけれど、やはり手作りというのは
忘れられない味。

 そんなわけで、コーヒー好きの生徒さんと
コーヒー談議に花が咲いてしまったので、
ぼくもコーヒー焙煎に挑戦することにした!
専用網を愚直に振りながら、
生豆を焼いていくわけですが、
この時、チャフと呼ばれるカスが
たくさん出ます。
キッチンの備え付けのコンロで
これをやると、けっこう掃除が大変だし、
部屋に煙が充満することになります。
そこで、カセットコンロが登場するわけ。
焙煎の後片付けのことを
考えると場所はベランダ、
火はカセットコンロが1番適切。
(七厘で炭火焼という方法もあるが
まだそこまでは手を出していない)
やってみると火加減、焼き時間などの微妙な差が
味に大きく影響するので、焙煎というものも
本当に奥深いものと気づきました。
今は、いろいろ実験中。

 毎年、教室の演奏会での生徒さんへ送る記念品は
頭を悩ませるところですが、
来月の演奏会ではぼくが焙煎したコーヒーを、
ドリップパックにしてプレゼントしようと思っています。
まあ、初心者とはいえ、メチャクチャ不味いものを
配る事はないだろうと信じつつ。
ギターの練習もしないといけないし、
コーヒー豆も焼かなくては・・・。