旅する作曲家、バルトーク

 初めて、バルトークの
”ルーマニア民族舞曲”を聴いた時は、感動した。
それはヴァイオリンとピアノの演奏でしたが、
アジアとヨーロッパが交錯する旋律と
美しい音色にやられた・・・。
いつか、ギター独奏でやってやろうと思っていましたが、
今回、チャレンジ。
それで、原譜やいろんなアレンジ譜とにらめっこ。
6つの小品からなる組曲なんですが、
中にはキー的、音域(広い)的に、
ギターにはちと、厳しいものもあった。
アンサンブルにすれば簡単なものでも、
独奏となれば、この低音響かせながら
メロディーはこの高さで入れよう、
なんて楽譜上ではできるけれど、いざ弾いてみたら、
指が届かない・・・、そんなことザラ。
キーを変更したり、
泣く泣くメロディーのオクターブ変換したりしながら、
なんとか録音・撮影しました。

 バルトークは、偉大な作曲家であっただけでなく、
優れたピアニスト、教育者でもありました。
さらに、民俗音楽研究家として
音楽史に重要な足跡をも残しました。
彼は、主に東ヨーロッパ各国を旅し、
民俗音楽を採取・分析しました。
それによって、西ヨーロッパとは異なる
音楽の独自性をこの地域から見出したのです。