爪はエフェクター

 2021年と、もうすぐお別れ。
すっかり、寒くもなりました。
空気も乾燥してくるこの時期、
爪が割れやすくなります。
しかも、防寒のための上着には、
ファスナーがついていることも
多いので、うっかり爪を引っ掛けて割ったり、
ヒビを入れたりする可能性も
薄着の季節より高くなりますね。
ぼくは1年中、爪の割れ防止に
アロンアルファ(釣り名人)を右手の爪先端に
塗っています。
これは、乾くのが速いし、爪に厚みが出るので
いい音を出しやすくなります。
(しかも、500円以下なのでコストパフォーマンスにも
非常に優れている)

 しかし、このように気をつけていても
いつの間にやら、爪にヒビが入ることは時々あります。
(それは、だいたい本番直前だったり・・・)
ちょっとのヒビだったら、上からアロンアルファで
補強できるけど、もうそれでも対処できない
大きな亀裂となってしまったら、
諦めて、亀裂の影響のない部分から
けっこう広い面積にわたって切ってしまう。
今回も、親指の爪にできた小さな亀裂を
アロンアルファで、騙し騙し補強してきたけれど
いよいよもう修復不可能なところまで
割れてしまい・・・。
写真は、親指の爪の白い部分を全て
切ってしまったもの。

 あるはずの爪がないということは
まあ、当然ですがいつもの感覚でギターを弾くと
弦を空振りしてしまうということです。
これは気持ちの悪いもので
そんな時は、素直に人工付け爪に助けてもらいます。
プラスチックの付け爪は適度に整形して、
これまたアロンアルファで
自分の爪の上に、貼り付けることになります。
アロンアルファって、塗ってもよし、
貼ってもよし、かつその強度と持続力に
いつも感動しています!
かなりハードなラスゲアード(かき鳴らし)をしても
1〜2週間は持ちます。

 クラシックギターを弾く人は
少し爪を伸ばすとよいでしょう。
(指頭より2〜3ミリでも十分)
爪のない指頭だけのタッチより、やはり爪のある方が
音の立ち上がりは速くなります。
また、甘い音色や硬質な音色など、音にバリエーションを
持たせることもできます。
エレキギターは、エフェクターによって様々な
音作りができますが、
クラシックギターのように電気を使わない
アコースティック楽器は、爪がエフェクターの
役割を担っていると言っても過言ではない。
美しい音を得るためには
ソフトウェア(音楽的基礎知識・テクニックetc)
だけでなく
ハードウェア(楽器・周辺機材・爪etc)、
両方の知識と研究が必要です。